地域の概要・簡略版将来像プラン
新竪町地区の概要
新竪町地区は金沢市中心部に位置し、行政・文化・商業等の中心地としてこれまで発展してきました。しかし、県庁の駅西地区への移転を契機に多くの商業施設も駅周辺への移転が進み、都市機能の低下が進んでいます。
一方で、21世紀美術館や鈴木大拙館の開館により文化機能が充実し、観光客の増加による賑わいが創出されています。
新竪町地区の課題
地区住民の少子高齢化が進展しており、高い高齢化率と空き地・空き家および駐車場の増加は地域コミュニティにとって深刻な問題となっています。そして、148年の歴史をもつ新竪町小学校が統廃合されて犀桜小学校となりました。
現在は新竪町小学校の跡地の活用が地区の課題となっており、その他にも県立図書館の移転、歌劇座の改築など公共施設の変化への対応も問われています。そこで、新竪町地区のビジョンを住民主体で策定し、今後の地区の在り方を共有しながら、地区の問題解決をはかる必要があります。

将来像策定委員会の取り組み
第0回:地域課題の検討
第1回:住みやすい環境の検討
第2回:世代間の交流の検討
第3回:地域に必要な施設の検討
第4回:全体計画案
第5回:主体・組織作り
新竪町地区の将来像:3つの軸
1.多様な人が活躍し、それを応援できるまち
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観光施設・商店街・住宅地のそれぞれの魅力を発見・発信する
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子どもや若い人からお年寄り、地区 内外の人など様々なひとの接点を増やす
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イベントで地域を訪れるリピーターを増やし、活気あふれるまちになる
2.歩いて楽しい緑のまち
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利便性の高い中心部というアクセスのよい立地を活かして歩けるまちにする
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水や緑など自然の豊かさを感じながら過ごせるまちにする
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日常の生活を楽しめるよう防災計画を見直すなど安全・安心なまちにする
3.日常の会話から新しいアイデアが生まれるまち
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子 どもが過ごせる場づくりやお年寄りの健康維持など、住みよい環境の整備をする
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使いたいときに目的に応じて使用でき、多世代が集まれる拠点をつくる
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町会における交流の機能を見直し、若い人の意見や議論をまちの将来に組み込む