3つの将来像
新竪町地区WSを行う中で集まった意見を参考に、新竪町地区の特徴や課題、将来への期待を整理し、下記の3つの案にまとめました。
1.多様な人が活躍し、それを応援できるまち
新竪町地区には観光地、商店街、住宅地が存在するため、それぞれの場所の魅力を発見、発信します。
また、イベントで地域を活気づけ、リピーターを増やすとともに、幅広い世代の地域住民の参加を促します。
多種多様な人々が楽しく暮らせるまちを目指します。
若者世代の定住を促進する
・若い夫婦が住みやすい環境の整備
(家賃補助、子育て支援など)
・空き家の物件情報を発信する
・多目的広場をつくる
・若い人が集まるイベントの開催
・情報発信をして観光客とまちがつながる
商店街を活性化する
・年配者も若者も集まる店
・商店街と町会の連携を強化する
・シェアオフィスを作る
・若者のチャレンジショップをつくる
地域の福祉を充実させる
・運動できる場所をつくる
・若者がボランティアで高齢者を支える
・図書館のような時間を楽しめる場所を作る
取り組みのアイデア
地区の課題
住民・商店主・通勤者
の関係性が薄い
若い世代の人口減少
「住む」という
イメージが希薄
昔ながらの小売店を 残したいが、高齢化の影響で少なくなっている
観光客と住民の接点を増やす
2.歩いて楽しい緑のまち
自然を感じられる生活
・斜面緑地や用水などの自然を大切にする
・河川敷にイベント空間を整備する
・庭木の魅力の発信
安心・安全なまちにする
・まちを歩くと知り合いに出会える環境づくり
・避難場所を再検討する
・河川敷の利用ルールを再検討する
歩きやすくなる工夫をする
・金沢城-犀川-片町をまわる散歩ルートの整備
・河川敷を歩きやすくする
・歩いて買い物ができる環境づくり
緑を増やす
・みんなの畑(コミュニティガーデン)をつくる
・まちの緑を増やす
取り組みのアイデア
新竪町地区は利便性の高い中心部で、アクセスの良い立地です。昔ながらの道では古い街並みが見られます。また、本多の森や犀川があり、豊かな自然を感じながら過ごせるまちでもあります。この特徴を生かし、「歩きに行こう」と思えるようなまちを目指します。
地区の課題
地区外で買い物をする
人は90%以上!
買い物が不便
歩道が狭く歩きづらい
緑が少なく
なってきている
→緑を大切にしたい
河川敷の活用
3.日常の会話から新しいアイデアが生まれるまち
ワークショップでは「多世代交流をしたい」という意見が特に多く聞かれました。子どもが過ごせ る環境や、若者の意見や議論がまちの将来に生かされる仕組みを整えます。また、高齢者の健康維持や、町会における交流機能の充実を目指します。
地区の課題
地域住民が集まる
カフェや場所がない
4つのエリアでそれぞれ議論できる場が必要
遊び場が少ないので遊べる場所が必要
地域における
若者の組織が必要
教育実験施設を作る
・大学のサテライトキャンパス
・チャレンジショップ
・ネイチャーガイド
・地域の歴史や文化、遊びの伝承
コミュニケーションを図る
・商店街と日常的に関わりたい
・町会の連絡手段を再検討する
⇒若者への情報共有を行う
多世代が集まる拠点をつくる
・公民館の機能を充実させる
・公民館以外に集まれる場所をつくる
・子どもが遊べる場をつくる
・小学校跡地は人が集まれる場所にする