具体的な将来像をイメージする
-犀川河川敷・公園・新竪町小学校跡地を事例に-
ワークショップを経て、まちを良くするためのアイデアがたくさん集まりました。
それらの実現に向けて、住民が意識を持ちやすい「犀川河川敷」「公園」「新竪町小学校跡地」をテーマに具体的なイメージをイラストに描き起こしました。
犀川河川敷
公園
新竪町小学校跡地



地区の南を流れる犀川は、室生犀星が愛した川として知られ、河川敷は散歩やイベントなど、住民や観光客から親しまれています。自然や立地などを活かした賑わいも望まれています。
新竪町地区には公園がほとんどありません。子どもが安心してのびのびと遊べる場や、住民の憩いの場としての公園の設置を望む声が多くあがっています。
新竪町小学校は児童数減少や建物老朽化に伴い、平成31年に閉校となりました。
現在は犀桜小学校の仮校舎として利用されていますが、移転後の跡地活用について議論されています。
犀川河川敷
#防犯対策 #体を動かす #交流 #にぎわい #自然
住民からは散歩コースなどとして親しまれており、普段使いをさらに快適にしたいという思いがあります。
中でも多く集まったのは、歩いて休憩できる場所、防犯を強化した誰でも来やすい場所、子どもが安全に体を動かせる場所であってほしいという意見です。
一方、「賑わいが足りない」という課題があります。大人、子ども、商店街の人、地区外の人、観光客といった様々な人たちが関わる、活気ある場所にしたいという意見も多く集まりました。
集まった意見を基にしたイメージイラスト
公園
#体を動かす #多世代交流 #遊び #新竪町のシンボル
「子育てがしやすい」「防災機能がある」「体を動かせる」「様々な人が集える」といった、地域が抱える課題を解決できる公共施設として、「公園」が浮かび上がりました。
どんな性格を持った場であれば良いかという議論の中で、子どもからお年寄りまで多世代が交流でき、安全に配慮しながら体を動かすことができる場所にしたいという意見が集まりました。
また「新竪町のシンボル」として住民に親しまれ、地区内外の興味を惹きつける、まちの中心のような場所になると良いという意見も見られます。
集まった意見を基にしたイメージイラスト
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遊びの用途で使い分けをすれば良いのでは?
新竪町小学校跡地
#まちの拠点 #定住促進
#住民同士の交流 #多世代交流
まちの中心という立地を生かし、周辺観光地を歩いて巡る際の休憩所とするなど、まち全体をつなぐ拠点としたいという意見がありました。
また「若者の定住を促進したい」思いから、情報発信の拠点や体験住まいとしての機能をもたせるなど、「住んでもらう」ためのアイデアにも議論が集中しています。
これまで通り、盆踊りや運動会など地域住民が交流できるイベントの開催地としての機能を残していきたいという意見も多く見られました。